{ "dataList": [ { "id": 0, "content": "賭場でルールを守っているかを検める立会人がいるからといって、\n常に公明正大なギャンブルしかしてはならないというわけではない。" }, { "id": 1, "content": "私たち、立会人の目にさえ引っかからなければ構わないというルールに\nなり得るし、あるいは卓についている面々から異議が出なければ\n見逃していいというルールにもなり得る。" }, { "id": 2, "content": "本日のルール、立会規則は…。" }, { "id": 3, "teller": "うるさい賭博師", "title": "J社の住民", "content": "さぁ、八点!" }, { "id": 4, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "おい、また二点差かよ!" }, { "id": 5, "content": "…百花繚乱。" }, { "id": 6, "content": "百の花が入り乱れて戦う花札の勝負である以上、\nさまざまな花が乱れ咲いていれば、毒草が少々紛れていても目立ちはしない。" }, { "id": 7, "content": "ほどよく埋もれているものは、そのまま見逃すとしても…。" }, { "id": 8, "content": "タンッ!" }, { "id": 9, "teller": "うるさい賭博師", "title": "J社の住民", "content": "なんだ!?" }, { "id": 10, "content": "…派手に伸びて他の花々の目に障ることがあれば、\nその芽を根こそぎ摘み取らねばならないというルールだ。" }, { "id": 11, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "…!?立会人様がどうして…。" }, { "id": 12, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "露骨なら摘発するから、各自で気を付けること。" }, { "id": 13, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "本日勝負に入る前、私が立会規則をお伝えしたはずですが。" }, { "id": 14, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "じゃ、じゃあ…やっぱりそうだろ!?\nあ、あいつさっきから怪しかったんだよ!" }, { "id": 15, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "いやぁ~。やっぱシルバー会員からゴールドに上がったら、\n立会人殿がビシッと見抜いてくれるんだなぁ!" }, { "id": 16, "content": "…カジノにはメンバーシップというものがある。" }, { "id": 17, "content": "シルバーからダイヤモンドまでのランクに分けられたメンバーシップは、\nもちろんJ社の賭場を利用する顧客の特典が増えるという側面もあるが、\n実のところそれ以上に重要なのは…。" }, { "id": 18, "content": "より上位の卓に座れる権利。" }, { "id": 19, "content": "高額のベット、そのベットに軽々とコールできるプレイヤー、\nそしてギャンブルに付きものであるイカサマに対する安全保証。" }, { "id": 20, "content": "だからこそ賭博師たちは、いつだって\nより高いメンバーシップを夢見る。" }, { "id": 21, "content": "シルバー会員の卓では、立会人をつけることはほぼない。\n個人で雇うのは高くつくし、賭場も小規模なことが多いからだ。" }, { "id": 22, "content": "でもゴールドからは、定事務所のような専門分野の\n立会人を雇って賭場に常駐させてるから、\nこういうイカサマをやらかす奴はよく捕まるというわけだ。" }, { "id": 23, "teller": "うるさい賭博師", "title": "J社の住民", "content": "いや。さっきからちょっと勝ったからって…\nこれをイカサマ呼ばわりされるのは、傷付くんだけどなぁ。" }, { "id": 24, "teller": "うるさい賭博師", "title": "J社の住民", "content": "そう言うからには証拠があるんだよな?" }, { "id": 25, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "シルバーからこっちに来てそう経ってないからですかね。\n昔の癖が抜けず、厚かましくやってればバレないだろうっていう考えは。" }, { "id": 26, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "勝負のたびに願望力を使ってゲームそのものを引っくり返しているというのに、\n黙ってその光景を見ていろということですか?" }, { "id": 27, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "なっ、願望力!?テメエ…。" }, { "id": 28, "teller": "うるさい賭博師", "title": "J社の住民", "content": "ち、違う!これはただのタトゥーだ!\n二の腕にムカデ一匹飼ってるだけだろ、そんな偏見持たれちゃ―" }, { "id": 29, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "ムカデにしては脚がずいぶん少ないですね。\n十本だけじゃ、動き回るのに苦労しそうな大きさですけど。" }, { "id": 30, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "は?さっきはびっしり生えてただろ!" }, { "id": 31, "teller": "うるさい賭博師", "title": "J社の住民", "content": "な、何言って―" }, { "id": 32, "content": "まったく、今度は腕に水までぶっかけて言い訳か。" }, { "id": 33, "teller": "うるさい賭博師", "title": "J社の住民", "content": "ほら!見てみろよ。タトゥーシールならこうやって、こう!\nゴシゴシ擦れば落ちるだろ?でも―" }, { "id": 34, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "シルバー卓はタトゥーシールしか見たことないから、\nそれで通ったんでしょうけどね。" }, { "id": 35, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "賭場に長く身を置いた人なら誰でも知ってますよ。\n願望力のタトゥーを直接身体に刻み込む施術があることくらい。" }, { "id": 36, "teller": "うるさい賭博師", "title": "J社の住民", "content": "こ、この…。" }, { "id": 37, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "ひっ、ざまぁみろ。\nだから立会人様がいらっしゃる賭場では、いつだって正々堂―" }, { "id": 38, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "なに得意げになってるんですか?\nあなたのもバレてますけど。" }, { "id": 39, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "え…?" }, { "id": 40, "content": "さて、波長が一番強くでるのはどこだっけな…。" }, { "id": 41, "content": "こいつのおかげで、あの願望力を使う奴まで引っ掛かったんだけど。" }, { "id": 42, "content": "あ、これだ。" }, { "id": 43, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "花札の中にチップを仕込んでますね?\n裏向きでも何の札か分かるように。" }, { "id": 44, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "何のことやら、さっぱり…。" }, { "id": 45, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "あのですね、みなさん。" }, { "id": 46, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "ここ、J社ですよ。願望力の発生地にして、\nJ社の特異点である「何でも安全に施錠し保管する技術」の本場。" }, { "id": 47, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "最近はこういう小物に施錠するのが少し安くなったからって…。" }, { "id": 48, "content": "パキッ。" }, { "id": 49, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "札を割って中にこんなものを仕込めば、そりゃ全部バレますよ。\nえぇ?これはまあ、週に二度は見る手口かな。" }, { "id": 50, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "あ、あり得ない…絶対に開かないって言ってたのに…。" }, { "id": 51, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "立会人やってて、F社の汎用開錠妖精の小さいのすら\n持ち歩いていないとでも思ったんですか…?" }, { "id": 52, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "では、お二方。\n今から仲良く規則通り、手首―" }, { "id": 53, "teller": "うるさい賭博師", "title": "J社の住民", "content": "…あ。" }, { "id": 54, "teller": "うるさい&ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "引っくり返せ!!!" }, { "id": 56, "content": "はぁ…こういうときの行動がワンパターンすぎて、\n一体いつになれば見納めになるのやら。" }, { "id": 57, "content": "大人しく手口を認めて、ちょっと手首を落とされるだけで済むものを。\nどうして毎回暴れて腸までぶちまけさせるのか。" }, { "id": 58, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "こうすれば、まぁ…。" }, { "id": 59, "teller": "ぶつくさ言う賭博師", "title": "J社の住民", "content": "くっ、高いカネ払って手に入れた一発だったのに…。" }, { "id": 60, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "我々立会人に勝てるとでも思ったんですか?" }, { "id": 61, "content": "逃げる奴を、右の肩口から左の骨盤まで斬り裂いて…。" }, { "id": 62, "content": "安物のジップガンで護身しようとした奴は、\n両腕と腹を水平に。" }, { "id": 63, "content": "おっ。この形、「光」だ。" }, { "id": 64, "content": "あれほどイカサマしてまで「これ」を追い求めた挙げ句、\n最終的に身体に刻んで死んでいく。\nこれをよかったと言うべきか…。" }, { "id": 66, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "お騒がせしてすみません。こちらの卓は片づきましたので、皆さまは\nどうぞ引き続きゲームをお楽しみ頂けますと幸いです。" }, { "id": 67, "content": "…みんな逃げてってる。" }, { "id": 68, "content": "まぁ。ゴールド卓の胆力なら、こうもなるか。" }, { "id": 69, "content": "やっぱり…ダイヤモンド卓で立会いを務めてみたいものだけど…。" }, { "id": 70, "teller": "???", "title": "???", "content": "自分、中々やるやん。" }, { "id": 71, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "…?" }, { "id": 72, "content": "なんだ、この人…。\nいつからここに座ってたんだ?" }, { "id": 73, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "あなたも卓に着いていたのですか?" }, { "id": 74, "teller": "???", "title": "???", "content": "もちろんや。J社の特異点と同じ根っこのもんをガンガン使い倒しとったさかい…。\nこの場は、そないなもん使こてもええ勝負なんやと思てたんやけどな。" }, { "id": 75, "teller": "???", "title": "???", "content": "ルールが百花繚乱ってゆっとったから…\nちぃと過激な気ぃしてな、いっぺん身ぇ潜めとったわい。" }, { "id": 76, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "隠れてたって…。" }, { "id": 77, "teller": "???", "title": "???", "content": "まあ、ゴールドメンバーシップが最近どないなっとるんか\n見に来たんやけど…昔のワイんときと同じやな。" }, { "id": 78, "teller": "???", "title": "???", "content": "あんさん、定事務所の代表さんかい?" }, { "id": 79, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "……。" }, { "id": 80, 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"高位メンバーシップのプレイヤーに好印象を与えられたから、\n今後依頼が舞い込むかもしれないというチャンスであり…。" }, { "id": 92, "content": "こうした技を看破できなければ、\n上の卓で立会人としては生き残れないという警告。" }, { "id": 93, "model": "이스마엘", "teller": "イシュメール", "title": "定事務所 代表", "content": "…金でも買えないものを、買っちゃったな。" }, { "id": 94, "content": "どうやら、今日この賭場にて\n濡れ手で粟を掴み取れたのは…。" }, { "id": 95, "content": "私である気がしてならない。" } ] }