{ "dataList": [ { "id": 0, "content": "※ 進級者の話 ※" }, { "id": 1, "content": "新規進級者たちは、以下に進級に対する率直な感想を記載してください。" }, { "id": 2, "content": "優秀執筆者は来月の組織内雑誌「月刊親指」に掲載され、今後の進級の肯定的な参考資料とされます。" }, { "id": 3, "content": "参考) 上記内容は、親指基本教範1,271p「下位階級督励」を参照に作成されました。" }, { "id": 4, "content": "ひとつ。訓練に先立って説教を聞く時間が気に入っています。" }, { "id": 5, "content": "僕は今でも隊列の最前列で、カポ プリモの方々が\nお話しされる戦闘のコツや礼節綱領を熱心に聞いています。" }, { "id": 6, "content": "細かい規則が沢山あるので、僕たちのような下級ソルダートたちは\nいつであれミスを犯しうる可能性があるんです。" }, { "id": 7, "content": "しかしご多忙にもかかわらず、多くの高位の方々が\n僕たちのことを考えてお話しくださるおかげで、\n僕は親指に合流して以来、一度も失敗したことがないんですよ。" }, { "id": 8, "content": "あっ!この前はあの有名なカポ クァルト…。\nあっ、軽々しくあの方の御名を記すわけにはいきませんね。" }, { "id": 9, "content": "あの方が直接僕たちに良いお話をしてくださったおかげで、\n僕たちは更に成長できた気がします。" }, { "id": 10, "content": "残念ながら、見つめるだけでも礼儀に反するかと思って\n顔をじっくり拝見することはできませんでしたが…。\nカッコいいシガーをお吸いになる姿からも、とても立派な方だと感じました。" }, { "id": 11, "content": "ふたつ。階級と秩序に従って食事をするところが好きです。" }, { "id": 12, "content": "決まった時間と決まった量を毎日支給されるので、とても楽です。" }, { "id": 13, "content": "最初に入ってプリモだった頃は、遅すぎてお腹が空いたことも\nありましたけど…それは3日もすれば慣れました!" }, { "id": 14, "content": "むしろ、その時間になるまで\n空腹すら感じなくなります。" }, { "id": 15, "content": "子供の頃は家で食べたくなったときに食べ物を漁れたので、\n無駄に過食したり食事を抜いたりすることもあったから、\nそのせいで虚弱になった気がします。" }, { "id": 16, "content": "ここで規則正しい生活を送っていると、\n筋肉もすぐに付いて…本当に良いことずくめです!" }, { "id": 17, "content": "みっつ。一歩ずつ前に進んでいるという感覚が楽しいです。" }, { "id": 18, "content": "つい最近までは、僕たちが使う推進弾を\n一つずつ磨く作業ばかりしていましたけど、\n今ではついに重責を担わせていただけるようになりました!" }, { "id": 19, "content": "なんと、カポの方々の実戦で弾丸を補給する役割です!" }, { "id": 20, "content": "もちろん、何人かの同僚はこのまま戦いに巻き込まれて\n死んでしまうのではないかと心配していますけど…。" }, { "id": 21, "content": "僕は違うと思っています。" }, { "id": 22, "content": "僕とは階級が著しく離れた方々の戦闘に\n巻き込まれることができるんですよ?\nそれって本当に物凄く運が良い経験ではないでしょうか?" }, { "id": 23, "content": "僕はきっと死にながらも、光栄だと言いそうな気がします。" }, { "id": 24, "content": "よっつ。仲間たちと一緒に銃剣術を学び、\n慣れていくことが幸せです。" }, { "id": 25, "content": "推進弾を実際に使いながら銃剣術を学べるだなんて、本当に楽しいです。\nほんの数日前までは口でバーン!と言いながら\n自分で走りつつ動かなければいけなかったのですが…。" }, { "id": 26, "content": "あっ、でもあの訓練がなかったら大変なことになったと思います。\n実際に撃ってみると、身体が前に勢いよく引っ張られて\n最初は何度も転びそうになりましたからね。" }, { "id": 27, "content": "やはり自分で走るのと、\n銃が推進力を出すのとでは違いますね。" }, { "id": 28, "content": "斬撃に特化した出力変更モードも興味深いです。\nこれはプリモの頃には習えなかったんですよ!" }, { "id": 29, "content": "他の地域の親指の方々はこういう武器を使わないと伺いましたが…\nあの方々はこのように力強く斬ったり、\n渾身で突くことを経験することはできないでしょうね?" }, { "id": 30, "content": "僕が東部の親指でよかったと思います。" }, { "id": 31, "content": "いつつ。礼儀知らずで身の程知らずな人間を\n斬り捨てるときには気分が浮き立ちます。" }, { "id": 32, "content": "任務に出ると、いつも決まって\n礼儀をわきまえない方々が大半です。" }, { "id": 33, "content": "最初は他人を攻撃しなくちゃならないことが\n怖くて心配でもあったのですが…。" }, { "id": 34, "content": "僕らの組織にいたなら、とっくに顎と舌が飛んでいるような輩が\n傍若無人に大声出してばかりいるじゃないですか?" }, { "id": 35, "content": "そうすると僕の心の中にあった同情心というものがスッと沈んで、\nただ任務を手順通りに遂行するようになるんですよね。" }, { "id": 36, "content": "こうしてみると、親指が都市で最も正しい人々の\n集団なのではないでしょうか?" }, { "id": 37, "content": "どうしてそんなに助けてくれって、一度だけ見逃してくれって\n他人のズボンの裾を掴んでまで乞うのか…。" }, { "id": 38, "content": "それって、礼儀に反していますよね?" }, { "id": 39, "content": "むっつ。命令に従って手順を遂行することが嬉しいです。\n他の指とは違うところですよね。" }, { "id": 40, "content": "五つ目の話と地続きですけど、他の指の方々の話を聞いていると\nまったく理解ができないんです。" }, { "id": 41, "content": "あまり詳しく書くと…僕より階級の高い他の指の方々を\n見下していると捉えられるかもしれないので、\n礼儀として書きませんが…。" }, { "id": 42, "content": "ただ…。" }, { "id": 43, "content": "指切りの日を心待ちにしていると言いたいです。" }, { "id": 44, "content": "最後にもうひとことだけ言う…なら。" }, { "id": 45, "content": "親指は僕が特別になれる場所です。\nそして僕は、特別になってみせます。\n頼もしい親指の上位の一員になるつもりです!" }, { "id": 46, "content": "これからもこうやって実績を積んでいけば、\n数年後の僕は更に素晴らしい姿になっていると信じています!" }, { "id": 47, "content": "以上で文章を締めくくらせていただきます!" }, { "id": 48, "content": "- ソルダート セカンド シンクレア" } ] }